銀行にある大型金庫の秘密

クマヒラという金庫製造メーカーのホームページを閲覧していると、銀行強盗関係の映画でたまに見かけるような大型金庫扉の商品説明がされていました。実際に大型金庫扉の写真も掲載されており、日本の製造技術レベルの高さには驚かされます。

ところで、大型金庫扉の施錠システムは、それこそ複雑で高度なデジタルキーなのかと思いきや、何とダイヤルタイプの施錠システムのようですね。これだけデジタル化が進んでいる中で、どうして今更アナログにこだわるのかが気になったので調べてみたところ、まさかの銀行強盗に遭遇した際にも破壊に強いのだそうです。要するに、ダイヤル錠が外部から攻撃を受けて破壊されようとした際には、再施錠システムが自動的に機能するようになっており、そうした点で優れた防盗性能を発揮する施錠システムなのだそうです。もちろんそうした防盗システムというのは、クマヒラというメーカーが独自に開発をした施錠システムでもあるので、全てのカギメーカーに共通するシステムではないのでしょうね。

確かに、銀行強盗だけでなく地震などでビルが倒壊した際にも金庫室だけは頑丈なのかもしれませんね。しかもこのダイヤル錠の場合、100までの数字の組み合わせで1億パターンの組み合わせができるために、夜間強盗が忍び込んでダイヤル錠を解錠しようとしても当然無理な話ということにもなるのでしょうね。従ってこの大きな金庫扉には、ダイヤル錠のみの施錠システムを採用しており、カギ穴というのはないのだそうです。

ちなみにクマヒラというメーカーでは、この大型金庫扉のことをマンモス扉と名づけており、あらゆる脅威から金庫内に保管している貴重品を守ることのできる世界最高峰の丸型式金庫扉なのだそうです。その他にも、角型の金庫扉も製造しておりマンモス扉に次ぐ優れた防盗性能を発揮する扉のようです。この角型の金庫扉は、全国の金融機関で最も多く採用されてようですね。